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猫の集会に招かれたい!とある男性の記事を読んで感じたこと。

何気なくニュース記事を読んでいたのですが、とある男性が猫の集会に招かれたという可愛らしいニュースが目に留まりました。

なんでもその男性は、道を歩いていて突然一匹の野良猫に出会い、猫が付き添うように歩いてくるのでそのまま猫に誘われるように歩き続けたところ、集会中の猫たちに出くわしたのだそうです。

しかもその場では、男性を案内してくれた猫ばかりでなく、複数の猫たちが男性を歓迎するようにすり寄り、撫でさせてくれたとのことでした。

ネット上では「羨ましい」という声が上がっているようですが、私も本当にこんな集会に招かれたいと思いつつ、ふと昔実家で買っていた猫たちのことを思い出しました。

私の実家は関東の田舎にあるのですが、近所によく野良猫がいる地域で、どの家でも猫を飼っていたり、また野良猫を世話していたりして、猫に縁がある家が多いところでした。

我が家でも猫を飼っていましたが、ある時飼い猫が亡くなると、それからほどなくして別の猫がタイミングよく我が家に現れ、そのまま家族になってしまう、ということがよくありました。

我が家が猫を亡くして寂しがっていると、どうしてわかるんだろう?と不思議に思うほどのタイミングでいつも新しい猫が現れ、家族の癒しになってくれていました。

また、我が家が猫を飼いたいと思っていない時でも、近所の猫が子供を産み、わざわざその子供たちを我が家の庭に連れてきてそのまま置いていったこともありました。

我が家がみな猫好きだと承知していて、わざわざ連れてきたのかなと思いました。

猫はしょせん猫、と思っている人もいますが、そういう人が思うより猫ははるかに人間の機微に通じていて、寂しい思いをしているときにすり寄ってきてくれたり、嬉しいときには表情や尻尾で感情を表現したりします。

まるで中に人間が入っているのでは、と思うほど表情豊かな猫もいて、そういうときは本当に人間の子供を相手にしているような気持ちになるほどでした。

そんな人間通の猫たちですから、自分たちをかわいがってくれそうな人は瞬時に見ぬき、大事な我が子を預けたり、またこの男性にやったように集会に招いたりするのでしょう。

猫に人間の言葉はわからなくても、きっと人間たちの何かが猫たちに見抜かれていて、この人は大事にしてくれそう、とか、この人は意地悪するぞ、とか、猫たち同士で話し合っているのかもしれません。

人の前で気を遣う人は大勢いますが、動物の前で襟を正す人は滅多にいません。

しかし、動物も人を見抜いている可能性がある以上、見ている前であまり変なことはできないな、とこのニュースを見て思いました。


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